「WebライターにWordは必要って聞いたけど、本当に必要なの?」
「Wordを買わない方法は?Wordで納品する場合、Wordないとダメ?」
「Wordの何が便利なの?」
WebライターにWordが必要と講座やSNSで知ったものの、買うべきか迷っていないでしょうか?
始めたばかりでいきなり、買い切りで2万円近くするWordを購入するのは、躊躇してしまいますよね。
結論、初心者ほどWordを買うべきです。
Microsoft365なら、月1,284円でWordを利用できます。
実際Wordがなくても執筆やWord形式での納品は問題無く行えます。
ただし、非効率。誤字脱字チェック等に余計な時間がかかり、あなたの時給を下げ続けているかもしれません。
この記事では、Webライター向け教育事業を行っている株式会社じゃぱそんから、
- Wordを買うべき理由
- Wordあり/なしそれぞれの執筆手順・Word形式での納品方法
- Wordの便利機能
について解説します。
Wordの有用性を確かめるために、Wordとその他校正ツールの比較調査も独自に行いました。
▶校閲ツールの比較結果の詳細を別タブで開く(※記事準備中)
記事を読めば、効率的に執筆するためのWordの活用方法がわかり、時給UPできるはず。
ぜひ最後までご覧下さい。
結論:月1,284円程度払えるなら買うべし
結論として、月1,284円程度払えるなら、Microsoft365でWordを買いましょう。
理由は3つ。
- 校閲が時短化され月1,284円以上は時給がUP
- 5件に1件はWord納品が必須
- 講師陣が5人中5人100%オススメしている
順に詳しく解説します。
1.校閲が時短化され月1,284円以上は時給がUP
1つめの理由は校閲が時短化され、月1,284円以上は時給がUPするから。
校正ツールを比較した独自調査の結果、以下のとおりWordの精度が圧倒的に高いことがわかりました。
校正ツール | 指摘数(全34個中) |
Word | 20 |
Googleドキュメント | 8 |
ENNO | 5 |
so-zou.jp | 6 |
特に、固有名詞と表記揺れのチェックが強いことがわかりました。
誤字 | Word | Googleドキュメント | ENNO | so-zou.jp |
ライタ→ライター | 〇 | 〇 | × | × |
ディレクタ→ディレクター | 〇 | 〇 | × | × |
全て→すべて | 〇 | × | × | × |
持つ→もつ | 〇 | × | × | × |
無く→なく | 〇 | × | × | 〇 |
Goole→Google | 〇 | × | × | × |
Wab→Web | 〇 | × | × | × |
Podcest→Podcast | 〇 | × | × | × |
実際の誤字脱字を含む文章が以下となります。(一部抜粋)
「記事を書きたいから、ディレクターには興味ない」
「Webライターとしての成長に限界を感じている」
「ディレクターってどうやってなるの?」どうも!
Wabディレクターのじゃぱそんです。
最近Gooleにて人の記事見てばかりだったのですが、久しぶりに書いてみて気づきました。
WebがWabになっていること、GoogleがGooleになっていることに気づけましたでしょうか?
これらを目視でチェックしようとすると、1記事あたり20~30分はかかります。
時給1000円だとして、月4記事以上書くなら、月1,284円の元がとれます。
(計算例)
時給1000円 ✕ 2時間(30分✕4記事) = 2000円
そのため「1284円/月払ったら1日分の食事が食べられなくなる」等、よほど切羽詰まった状況でなければ、Microsoft365を契約してWordを活用することをおすすめします。
2.5件に1件はWord納品が必須
2つめの理由は実案件のうち、およそ2割がWord納品必須だからです。
クラウドワークス上のライター案件を100件独自に調査しました。
- 依頼者が極力重複しないよう、ライティング案件100件をランダムに抽出
- Word必須/Word(変更可)/Word以外の3種類に分類
(リサーチ時の調査結果)
結果、100件中18件がWord納品必須の案件でした。
「Wordがなくても、Wordでの納品はできるでしょ」
と考えた方へ。
確かにGoogleドキュメント等、別のソフトでもWord形式での納品は可能です。
ただし
- レイアウト崩れのチェック
- クライアントからWordで修正依頼をもらったときの再インポート&出力
などの手間を考えると、Wordを持っていた方が効率的でしょう。
3.講師陣が4人中4人100%オススメしている
最後の理由はWebライター講座の講師陣が4人中4人、100%Wordをおすすめしているからです。
実際のツイートを紹介します。
沖さん(Writing Hacks メイン講師)
【誤字脱字を撲滅する方法】
・プレビュー画面でチェック
・スマホ画面でチェック
・プリントアウトしてチェック
・Wordにそのまま貼り付ける
・お金払って第3者に確認してもらう誤字脱字はある程度は起こりうるのですが、どうしても無くしたいときは上の5つ全部やるとほぼなくなります☺️
— 沖ケイタ|ライター育成のプロ (@namakemono0309) June 28, 2020
ちあきさん(Writing Hacksサブ講師)
誤字脱字が多くて悩んでいませんか?
そんな方、wordは最強ツールです!赤で怪しいところに線引いて教えてくれます。
文法的な誤りも見つけてくれて、便利。
貼り付けるだけ、3秒で使えるので、Word持ってる人は納品前に活用しないと損ですよ😁— ちあき@Webライター (@qianming_hptw) February 12, 2021
たなざわさん(Udemy ベストセラー講師)
ライティング案件で使っているツールは、
・Googleドキュメント(文章作成用、自動バックアップが最高)
・Word(文章校正機能だけ使ってる)
・Toggle(高機能タイマーアプリ)くらいですかね。
案件によっては
・キーワードプランナー
・アナリティクス
・サーチコンソールあたりも使います。
— たなざわ / Webライター×YouTuber (@tanazawa35) December 29, 2020
中村さん(Webライターラボ主催者&Kindle出版スクール講師)
ぼくの推敲方法
①章ごとに振り返る
②最初から読み返す
③最初から音声を聞きながら読み返す
※Wordの読み上げ機能バーッと書いた後に、頭から推敲する人が多いはず。そのパターンでも全然問題ないですが、章ごとに振り返るパターンが合っている人もいるかも😀
ぜひ試してみてください!
— 中村 昌弘 | Webライター (@freelance_naka) June 29, 2021
このように実力あるライターがこぞってWordを活用しています。
だからあなたも使うべきです。
Wordあり/なしそれぞれの執筆手順【なしは非効率】
事実として、Wordなしでも執筆は可能です。
ただし、非効率。
ここでは
- Wordなしの執筆手順
- Wordありの執筆手順
について解説します。
各ステップについて使うツールは、以下となります。
№ | 手順 | Wordなし | Wordあり |
1 | 執筆 | Googleドキュメント | |
2 | 校閲 | ENNO | Word |
3 | Wordによる納品 | Googleドキュメント | |
4 | 修正対応 | Googleドキュメント or Wordオンライン |
■Wordなしの手順
Wordなしの場合の執筆手順は以下となります。
№ | 手順 | ツール |
1 | 執筆 | Googleドキュメント |
2 | 校閲 | ENNO |
3 | Wordによる納品 | Googleドキュメント |
4 | 修正対応 | Googleドキュメント or Wordオンライン |
順に解説します。
1.執筆はGoogleドキュメント
まず執筆にはGoogleドキュメントを使います。
無料で利用できる上に、以下のメリットがあります。
- ネットさえつながれば、スマホなどからでも作業できて便利
- クライアントと途中経過を共有しやすい
- 軽めの文章校正機能がある
- 音声入力ができる
- Word出力もできる
2.校閲はENNO
執筆後の誤字脱字チェックには、無料ツールのENNOがおすすめです。
Googleドキュメントと校閲箇所が被らず、唯一、冗長表現もチェック可能です。
種類 | 誤字 | Word | Googleドキュメント | ENNO | so-zou.jp | ||
2話し言葉・砕けた言葉 | 2 | 2 | みんな→全員 | × | × | × | × |
2 | 3 | ちゃんと→きちんと | × | × | × | × | |
2 | 4 | ちょっと→少し | × | × | × | × | |
2 | 5 | 直しちゃった→直してしまった | × | × | × | × | |
2 | 6 | 成長してる→成長している | 〇 | × | 〇 | × | |
2 | 7 | 読むの難しい→読むのが難しい | 〇 | × | × | × | |
2 | 8 | こっちのがいい→こっちの方がいい | 〇 | × | × | × | |
2 | 9 | やっぱり→やはり | × | × | 〇 | × | |
2 | 10 | ないです→ありません | × | × | 〇 | × | |
2 | 11 | あんまり→あまり | × | × | × | × | |
6冗長 | 6 | 1 | ことができます | × | × | 〇 | × |
6 | 2 | を行う→する | × | × | 〇 | × |
ただし、表記揺れ、固有名詞はENNOではチェックしきれません。
目視等で確認しましょう。
Word | Googleドキュメント | ENNO | so-zou.jp | ||||
32重否定 | 3 | 1 | やらない理由がない→やるべき | × | × | × | × |
3 | 2 | どう頑張っても客観的にしか読むことはできません →どう頑張っても客観的にしか読めません | × | × | × | × | |
3 | 3 | ないことはない→ある | 〇 | × | × | 〇 | |
3 | 4 | わからないことがなくなる→わかる | 〇 | × (訂正案が「わからなくなる」) | × | × | |
3 | 5 | 書けない訳がなくなります | 〇 | × | × | × | |
4表記揺れ | 4 | 1 | ライタ→ライター | 〇 | 〇 | × | × |
4 | 2 | ディレクタ→ディレクター | 〇 | 〇 | × | × | |
4 | 3 | 全て→すべて | 〇 | × | × | × | |
4 | 4 | 持つ→もつ | 〇 | × | × | × | |
4 | 5 | 無く→なく | 〇 | × | × | 〇 | |
5固有名詞 | 5 | 1 | Goole→Google | 〇 | × | × | × |
5 | 2 | Wab→Web | 〇 | × | × | × | |
5 | 3 | Podcest→Podcast | 〇 | × | × | × |
3.Word形式での納品もGoogleドキュメント
Word形式の納品も、Googleドキュメントで可能です。
「ファイル-ダウンロードーMicrosoft Word(,docx)」
の操作を行えば、Word形式でファイルがダウンロードできます。
ただし、そのまま納品するのは少し危険です。
1回目の納品時には
- フォントが変わっていないか
- 見出しタグが変更されていないか
- 画像や図表等、テキスト以外の内容が表示されているか
などをWordオンライン(無料)で確認することをオススメします。
(参考)Wordオンラインでのチェック手順
- クライアントの指定する納品形式(フォント、見出しタグなど)でGoogleドキュメントを作成し、Wordでダウンロードする
- Wordオンラインへアップロード
- チェックして崩れてなければOK
- 崩れていればWordオンライン上で修正を行ってからWordで保存
最初だけチェックして、崩れていなければ以降は基本的にチェック不要です。
いつもと異なるフォント、表の挿入などを行った場合のみ、都度確認すると確実でしょう。
(4.納品後の修正依頼への対応)
最後に、Wordを持っていない状態で、クライアントからコメント付きでWordファイルが送られてきた場合の手順についてお伝えします。
GoogleドキュメントもしくはWordオンラインを活用します。
どちらの場合も、4ステップです。
- Wordのアップロード
- コメント確認
- コメントへの返信
- Word形式でダウンロード
手順の詳細は別記事にまとめています。
▶Wordなしでコメント付きWordファイルが送られてきた場合の手順
ここでは、注意点だけお伝えします。
Googleドキュメントの場合、コメントへの返信ができません。
常に新規コメント扱いとなる点に注意しましょう。
(Googleドキュメントで返信した場合)
見た目上は問題無く返信できている
(Googleドキュメントでコメントに返信したファイルをWord上で確認した場合)
返信としてではなく、新規コメント扱いになる
■Wordありの手順
Wordありの場合、手順は以下となります。
№ | 手順 | Wordあり |
1 | 執筆 | Googleドキュメント |
2 | 校閲 | Word |
3 | Wordによる納品 | |
4 | 修正対応 |
Wordの方が、使うツールが少なく、シンプルです。
それぞれ簡単に解説します。
1.執筆は結局Googleドキュメント
Wordを持っている場合でも、執筆はGoogleドキュメントがおすすめです。
Googleドキュメントが持っているメリット
- ネットさえつながれば、スマホなどからでも作業できて便利
- クライアントと途中経過を共有しやすい
- 軽めの文章校正機能がある
- 音声入力ができる
- Word出力もできる
に加え、Wordの文章校正機能を補完できるからです。
Wordの文章校正だけでほとんどはチェック可能ですが、中にはGoogleドキュメントの校閲にだけ引っかかったミスもありました。
Word | Googleドキュメント | ||||
1誤字脱字 | 1 | 1 | 記事見てばかり→記事を見てばかり | 〇 | 〇 |
1 | 2 | 経験積み始められます→経験を積み始められます | 〇 | 〇 | |
1 | 3 | 生地を読める→記事を読める | × | × | |
1 | 4 | 読る→読める | 〇 | 〇 | |
1 | 5 | 記事を欠く→記事を書く | × | × | |
1 | 6 | 高評価得られやすく→高評価を得られやすく | × | 〇 |
Wordで執筆はしないことをおさえておきましょう。
2.校閲~3Word形式での納品はWordのみで完結
校閲~納品は、Googleドキュメントからテキスト内容をコピー&ペーストし、以降Wordのみで完結します。
4.納品後の修正依頼への対応
納品後の修正依頼の対応も簡単です。
送られてきたWordをWordで直接開き、修正するだけ。
コメントの確認・返信はもちろん問題なく行えます。
神髄は文章校正&音声読み上げ
Wordで特にオススメの2大機能をお伝えします。
- 文章校正
- 音声読み上げ
それぞれ使い方も含め、詳しく解説します。
1.無料ツールよりも圧倒的に優秀な文章校正
Wordの文章校正が無料ツールと比べて優秀であることは、ここまでにお伝えしたとおり。
ただし有効活用するには、Wordの設定を変更する必要があります。
1度やれば以降は不要ですので、購入直後や初回の利用前にやっておくとよいでしょう。
詳細は動画で解説します。
ファイル-オプションを開き、文章校正-設定をクリックします。
以下のとおり設定を行います。
(実際の設定方法は、動画をご確認ください。)
-多めに変更
入力ミス
同音語誤り
-チェックをつける
(「の」の連続など、チェックのついていない項目すべて)
-その他、以下のとおり修正
漢字レベル 常用漢字
送り仮名の基準 本則
仮名書き推奨 一般
カタカナ設定 全角に統一
英文字設定 半角に統一
2.冗長表現のチェックに便利な音声読み上げ
音声読み上げも、Webライターには必須の隠れた名機能です。
テキストを機械が読み上げてくれます。
使い方は簡単。
Wordを開いている状態で「Ctrl+alt+Space」を押すだけです。
もしくは「校閲-音声読み上げ」からも、再生できます。
初期値のままでも使えますが、設定(スピーカー+歯車マーク)から、読み上げるスピードと声の種類を選択できます。
特にWordの文章校正機能ではチェックできない『冗長表現』に注目して音声を聞くとよいでしょう。
(例)冗長表現
「~することができます」(~できます)
「~を行う」(~する)
▼音声読み上げについてより詳しく知りたい方向け:
「WebライターがWordで使うべき機能は「音声読み上げ」です」
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「いきなり1万円以上のソフトを買うのはちょっと怖い」
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それはMicrosoft 365を利用することです。
Microsoft 365とは、Wordを含むOfficeの最新ソフトが利用できるサブスクサービス。
Excel、PowerPointはもちろん、クラウド上にデータを保管できるOneDriveも利用可能です。
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「初心者の頃にこの講座を受けていたら、野生のライター(このワード好きです笑)としてもっと早く文字単価2円を達成できていただろうと思います。
この講座からスタートできる方がうらやましいです。」
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「無料でいいのか心配になるぐらい勉強になり、興味深い内容でした。
Webライターに興味があるものの、常々、検索した時に大量に出るスカスカのパクリ記事にはうんざりしており、Webゴミ作りがゴールになる仕事ならやめておこうと決めて講座を受講した経緯があります。
講座の中で何故ああいう記事が生まれるのか、どうすれば良質な記事を書けるのかを理解でき、さらに自分に足りないものも把握できました。ゴールはゴミではなかったので、個人的にかなり喜びました。
まだまだ消化し切れていない内容もあり、何とかモノにしたいと感じています。非常に充実した時間を頂いたと思いました。」
Yさん
「初受講した2022年大晦日から半年間、紆余曲折を経て、Webライティングの技術がフリーランスとして開業し、ネット集客をする上で必要不可欠であるという結論に辿り着きました。そして、改めて初じゃぱを受講し、じゃぱそんさんの教え方の分かりやすさ、惜しみない情報提供の素晴らしさを実感しました。 更に、「WantsとNeedsがある人にだけ受けてほしい」というお互いにとってWin-Winの関係構築のみならず、Webライティング業界の質の確保と向上という業界全体を視野に入れた視点が素晴らしいと感じました。」
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