「Webライターに資格は必要?」
「どんな資格があるのか知りたい」
「資格なしでも稼げるの?」
Webライターを始めようにも、プロフィール欄に書けるような経験・実績がなにもない‥
まずは資格を取るべきなのか、迷ってはいないでしょうか。
結論、Webライターに資格は必要ありません。
お金と時間がかかり、受かっただけでは稼げるようにはならないからです。
この記事では、関連資格なしで2年間Webライターとして食える状態を維持していて、ある資格の対策講座(非公開)を作成したこともあるじゃぱそんから
- Webライターに資格は必要ない理由
- Webライター向けの資格(一応)
- 資格なしで稼ぐ3ステップ
をお伝えします。
それっぽい名前の資格を適当に受けてしまうと、頑張って時間を作り合格した結果
「案件の受注には繋がらず、身につけたスキルは何もない。失ったモノはお金と時間‥」
なんてことになってしまうかも。
「資格を取ろう!」と意気込んでいる方。
その資格が本当に必要なのか、一度この記事に目を通して確認することをおすすめします。
*一覧でわかるように表をたくさん使っています。
パソコン上で見ることをオススメします。
Webライターに資格が必要ない3つの理由
結論、Webライターに資格は必要ありません。
お金と時間がかかり、受かっても書けるようにはならないからです。
具体的な理由は、以下の3つ。
- ライティング関連の資格は初心者向けではない
- 知識だけでは書けるようにはならない
- 専門性を示す資格は労力に見合わない
順に解説します。
1.ライティング関連の資格は初心者向けではない
一般的に取ると良いとされているWebライター向けの資格は、初心者にはどれも微妙です。
対策がしにくく、お金もかかるから。
具体的には
- 過去問が公開されていない
- 公式以外のテキストが出ていない
- 公式教材を買うことが前提になっている
- 資格の維持自体に更新料がかかる
など。
以下、人気のある資格とWebライター関連の資格の比較表です。
Webライター向けの資格(と言われているもの)は対策の選択肢が少なく、費用も受験料・維持費共に高めでした。
資格名 | 過去問の 公開 | 第三者の 対策教材 | 公式教材を買わずに対策できる | 受験料 | 更新料 |
人気の資格*1 | |||||
簿記(日商2級) | × | ○ | ○ | ¥4,720 | – |
FP(2級) | ○ | ○ | ○ | ¥4,200 | – |
宅建 | ○ | ○ | ○ | ¥8,200 | – |
介護福祉士 | ○ | ○ | ○ | ¥15,300 | – |
ITパスポート | ○ | ○ | ○ | ¥7,500 | – |
行政書士 | ○ | ○ | ○ | ¥10,400 | – |
公認会計士 | ○ | ○ | ○ | ¥19,500 | -*3 |
税理士 | ○ | ○ | ○ | ¥7,500 | -*3 |
Webライター関連の資格*2 | |||||
Webライティング能力検定 | × | × | × 公式問題集付き | ¥13,500 | 12000円/2年 |
Webライティング技能検定 | ○ | × | × 講座受講者のみ 受験可 | ¥41,000 | – |
Webライター検定(2級) | × | × | × 講座付き | ¥10,000 | – |
SEO検定(3級) | × | × | △ 公式の本を買う しかない | ¥5,000 | – |
ウェブ解析士 | × | × | △ 公式の本を買う しかない | ¥17,600 | 6600/年 |
*1【2022年最新】本当に需要のある資格ランキング!働きながら取得を目指せる転職・就職に役立つ資格 | グッドスクール・資格取得情報比較内「とってよかった資格」からじゃぱそんピックアップ
*2Webライター向けと言われている資格のうち実務に直結しそうなものをじゃぱそんピックアップ
*3公認会計士・税理士は、実務のための登録に更新が必要。資格の維持には不要
「受けてはいけない」とまでは言いませんが、Webライターとしてまずやるべきこととしては、資格の優先度は下がるでしょう。
ある程度稼げるようになって時間・お金に余裕ができたなら、「+αの体系的な知識の習得」のために受講するのもアリかもしれません。
2.知識だけでは書けるようにはならない
仮に時間とお金をかけてWebライター関連の資格を取ったとしても、書けるようにはなりません。
知識と実務は別物だからです。
もしあなたが家政婦さんを雇って、毎日の夜ご飯をお願いしたい場合、どちらにお願いしたいでしょうか?
Aさん:料理関連の資格を5つ持っているが、実際の料理は未知数
Bさん:資格は持っていないが、試しに作ってもらった料理がとても美味しかった
料理の腕前がわかっているBさんの方が、安心してお願いできますよね。
Webライターも一緒です。
クライアントが知りたいのは持っている資格よりも、実際に書かれた記事の質です。
資格を持っていたところで書けないライターには依頼しないし、良い記事を書けるなら資格は必要ないです。
3.専門性を示す資格は労力に見合わない
簿記やFP、宅建などのWebライター関連以外の資格は、Webライターのために取るようなものではありません。
難易度が高く、勉強に時間もかかる上、案件獲得には繋がらないからです。
例えば、弁護士や公認会計士・税理士をWebライターとしての専門性を高めるために取ろうとする人はいないでしょう。より簡単な簿記やFPであっても、記事を書くためにわざわざ取る必要性は薄いです。
以下、最大手のクラウドソーシングサービス、クラウドワークス上の「ライティング・記事作成」のカテゴリ内で、代表的な資格名とヒットした案件数です。
資格名 | ヒットした案件数 | 全体に対する比率 |
簿記2級 | 38 | 0.03% |
FP2級 | 65 | 0.06% |
宅建 | 210 | 0.18% |
介護福祉士 | 23 | 0.02% |
ITパスポート | 39 | 0.03% |
行政書士 | 281 | 0.25% |
公認会計士 | 172 | 0.15% |
税理士 | 422 | 0.37% |
Webライティング能力検定 | 1 | 0.00% |
Webライティング技能検定 | 1 | 0.00% |
Webライター検定 | 1 | 0.00% |
SEO検定 | 4 | 0.00% |
ウェブ解析士 | 13 | 0.01% |
合計 | 1270 | 1.11% |
資格名でヒットした案件は、全体の1%程度です。
難関資格である税理士・公認会計士・行政書士を除くと、0.4%以下となります。
専門性のある案件を受けたいなら、資格を取るより今までの実務経験を活かす方が良いでしょう。
今もし活かせる専門性がないのであれば、付け焼き刃で身につけても価値は薄いです。
まずはWebライターとしての基礎を固めることをオススメします。
【一応紹介】Webライター向けの資格
必要ないとは言ったものの、どんな資格があるのか気になるかと思います。
表でざっくり紹介します。
資格名 | 合格率 | 運営団体 | 学べること(HPより抜粋) |
Webライティング能力検定 | ?(1級は25~30%) | 一般社団法人日本WEBライティング協会 | Webに関わる企業人としての一般常識や効果的なウェブライティング |
Webライティング技能検定 | 約50% | 一般社団法人クラウドソーシング検定協会 | WEBライティングのお仕事をするにあたって、クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術 |
Webライター検定(2級) | ? | クラウドワークス | 構成案に基づいて、心を動かす文章の書き方を理解・実践できる |
SEO検定(3級) | 約70% | 一般社団法人全日本SEO協会 | 調査力とデータに基づいたサイト内部最適化スキルを身につける |
ウェブ解析士 | 約50% | 一般社団法人ウェブ解析士協会 | ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得する |
気になる資格があれば、表内のリンクから覗いてみてください。
なお、クラウドワークスが運営している「Webライター検定3級」は無料で受けられる上、対策講座も公開されています。
「コレはオススメできるかも!!」と実際に受けてみたのですが‥
結論、オススメしません。
- 対策講座と試験の内容がリンクしていない
- 試験はかなり難しい
- 試験を受けても合否しかわからず、何が正しくてどこを間違えたのか振り返りできない
それでも受かれば、クラウドワークス内の案件を受注しやすくなるはずです。(そのために作られた試験なので)
難しいし答えもわからないですが、それでもいいならチャレンジしてみることをオススメします。
取るべき資格の見極め方4つのポイント
記事内で紹介した以外でも「この資格ってどうなんだろう?」と悩むことはあるでしょう。
ここではエンジニア時代に合格率10%台&年に1回しかない資格を4年間で4つ習得したじゃぱそん*から、取るべき資格の見極め方を伝授します。
- 過去問が公開されているか
- 第三者から対策本・講座がでているか
- 運営元の教材を買わなくても対策できるか
- 更新料がかからずに維持できるか
この4つで判断すれば、大抵の資格は不要だとわかります。
それぞれ簡単に解説します。
*データベーススペシャリスト、システムアーキテクト、ITサービスマネージャ、情報セキュリティスペシャリスト。ついでに簿記2級も学生時に習得。いずれもWebライターとしては一切活用しておりません。
1.過去問が公開されているか
過去問が公開されていて、中身が想定どおりだったのならば、まず受けて間違いありません。
何を勉強できるのか・難易度を実際の問題から確認できる上、段違いに勉強しやすくなります。
もし私が資格を「知識レベルの向上」のために設立したなら、過去問は無料で公開する気がします。逆に「テキストを買わせたい」「問題や解答への批判を防ぎたい」意図があれば、公開しません。
2.第三者から対策本・講座がでているか
次に、運営元と関係のない会社や個人から、対策用の教材がでているかチェックしましょう。
それなりに受講者が多くて、まともな問題をだしている資格には、公式以外の対策本・講座が存在します。
私自身、資格対策の講座を作った経験から言えるのは「変な問題を出している資格の対策講座は、第三者からは出しにくい」ということ。
「この問題の答え、本当は違うよな」と思いつつ、正解であるかのように伝えるのはつらいですし、対策用の教材を作っている人自身の信頼も落ちかねません。
つまり、第三者から対策本・講座がでている資格は、問題がしっかりしている可能性が高いといえます。
3.運営元の教材を買わなくても対策できるか
前2つの項目と連動して、重要なのが「運営元の教材を買わなくても対策できるか」です。
過去問が公開されていない・第三者から対策商品がでてないとなると、試験運営団体の教材を買う以外に試験対策ができません。
その資格を受けようとする人は、受験料に加え、教材代も漏れなく運営団体に支払うことになります。
4.更新料がかからずに維持できるか
維持自体に費用がかかる資格には注意が必要です。
合格後、払い続けなければ資格を取った意味がなくなります。
更新料を払うだけの価値があるのかを受ける前に確認し、微妙なら受けない方が良いでしょう。
資格なしでWebライターとして稼ぐための5ステップ
Webライターとして稼ぐために必要なことは、以下の5ステップです。
- パソコンとネット環境を用意する
- 有料講座に申し込む
- 毎日書き続ける
- 添削を受ける&添削する
- 案件に申し込む
間違いなく、資格は必要ありません。
▶【未経験・副業OK】Webライターとは?独立するための始め方5ステップ
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(受講者の声)
きむらさん
「初心者の頃にこの講座を受けていたら、野生のライター(このワード好きです笑)としてもっと早く文字単価2円を達成できていただろうと思います。
この講座からスタートできる方がうらやましいです。」
Sさん
「無料でいいのか心配になるぐらい勉強になり、興味深い内容でした。
Webライターに興味があるものの、常々、検索した時に大量に出るスカスカのパクリ記事にはうんざりしており、Webゴミ作りがゴールになる仕事ならやめておこうと決めて講座を受講した経緯があります。
講座の中で何故ああいう記事が生まれるのか、どうすれば良質な記事を書けるのかを理解でき、さらに自分に足りないものも把握できました。ゴールはゴミではなかったので、個人的にかなり喜びました。
まだまだ消化し切れていない内容もあり、何とかモノにしたいと感じています。非常に充実した時間を頂いたと思いました。」
Yさん
「初受講した2022年大晦日から半年間、紆余曲折を経て、Webライティングの技術がフリーランスとして開業し、ネット集客をする上で必要不可欠であるという結論に辿り着きました。そして、改めて初じゃぱを受講し、じゃぱそんさんの教え方の分かりやすさ、惜しみない情報提供の素晴らしさを実感しました。 更に、「WantsとNeedsがある人にだけ受けてほしい」というお互いにとってWin-Winの関係構築のみならず、Webライティング業界の質の確保と向上という業界全体を視野に入れた視点が素晴らしいと感じました。」
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