自分の中での答えが定まったら、このタイミングで改めて上位記事を詳細に分析します。
- 上位記事からヒント探し
- ヒントの答えへの反映
この2ステップについて解説します。
1.ヒント探し
上位記事で分析するのは以下の3つ。
- (課題設定で作った)問いに対する答え
- なぜ上位なのか
- よりよくするには
この3つを書き出すことで、あなたがこれから書く記事のヒントになります。
実際に分析した結果が、以下です。
(スプレッドシートからの貼り付けのため、少し見にくいです。なんとなくのイメージとして掴んでください)
(例)ヒント探し実行後-Webライター Word
問い | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
1. WebライターにWordは必要? | ○ 必要なし(高すぎ)稼げるようになったら購入もありWord今すぐ必要な人はセルフバック使えばサクッと稼げる | △ (結局どっち?)使ってない(追記:使い始めた) | △ 必需品 |
2.Wordを買わない方法は?Wordで納品する場合、Wordないとダメ? | △ (Wordで納品しなきゃいけない場合の解決策無し)GoogleドキュメントでOK メモ帳はNG Wordオンラインは使いにくい 納品について:ドキュメントでの納品に変更 | △ (マイナーすぎる、なぜGoogleドキュメントじゃない?) LibreOffice(無料)Wordでの出力可能 | × (触れてない) |
3. Wordの何が便利なの? | × (大事な機能書いていない) 文字数カウント 単語の検索 | ○ スペルチェック」や「文章校正」の機能。 日本語校正サポート | ◎ 校正・文法的におかしな表記・文章の表記ゆれ修正候補機能もある 文字カウント機能 |
なぜ上位? | Word必要ないとはっきり答えている | 3つの問いに答えてる | Wordの機能詳しく書いてある |
よりよくするには? | ・Word以外を使ったWordによる納品方法を書く ・文章校正機能に触れる | ・いるのかいらないのかはっきりする ・GoogleドキュメントとLibreOfficeの比較を加える | 1と2の問いに答える |
url | https://tatsutsublog.com/web-writer-word/ | https://ayuko-note.com/%E3%80%90%E5%9C%A8%E5%AE%85web%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%91%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%ABword%EF%BC%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%89%E3%81%AF/ | https://works.sagooo.com/kobuta/3010/ |
1-1.問いに対する答え
ヒント探しではまず、問いに対して「どう答えているか」「しっかり答えているか(◎-×で評価)」を分析します。
例えば「Webライター Word」の場合。
設定した1つめの問いは「WebライターにWordは必要って聞いたけど、本当に必要なの?」です。
作成時に1位表示されていた記事は、以下のように答えています。
結論、WebライターにWordは必要なしです。
Wordではなく、GoogleドキュメントでOKです
ぶっちゃけ、Wordは高すぎです。(中略)
Word単体で購入する場合のお値段は16,284円(税込)ですね。
お財布がキツい( ̄^ ̄)ゞ
しかし、Googleドキュメントであれば、Googleアカウントを持っていると、無料で使用することができます。(使い方や機能に関しては、後述します)(中略)
【不要】WebライターにWord(ワード)は必要なし【無料あり】
Webライターで稼げるようになったら、Wordの購入もあり
ただ、人によっては、ドキュメントが使いにくかったり、作業の効率が落ちたりする場合もあります。
そのような場合は、ある程度Webライターで稼げるようになったタイミングで、ワードの購入を検討してもいいかもです。
具体的には、「パソコンなどの最低限のモノを揃える」→「Webライターで稼ぐ」→「稼いだお金でWordを購入する」といった感じ。
これなら今お金がなくても大丈夫ですね。
上記を問い「Wordは必要なの?」への答えとして、一言でまとめると
「必要なし(高すぎ)。稼げるようになったら購入もあり」
となります。
これが「問いにどう答えているか」です。
続いて「問いにしっかり答えているか」を評価します。
私は以下のように4段階で評価しています。
評価 | 詳細 |
---|---|
◎ | 詳細に答えている |
○ | 普通に答えている |
△ | 答えているが足りない ドンズバでは答えていない |
× | 一切答えていない |
今回の場合、評価は○か△です。
△か迷ったのは、まず「必要なし」とはっきり答えているものの「稼げるようになったら購入もあり」とも書いており、読者を迷わせかねないためです。
まとめると、1位の記事の問い1への分析は以下のようになりました。
(「Webライター Word」における1位の記事の分析結果-問い1のみ)
問い | WebライターにWordは必要って聞いたけど、本当に必要なの? |
問いへの答え | 必要なし(高すぎ)。稼げるようになったら購入もあり |
評価 | △ |
評価の理由 | 「必要なし」とはっきり答えているものの 「稼げるようになったら購入もあり」とも書いており、読者を迷わせかねない |
このように評価すると、どう答えるべきか見えてきませんか?
- Wordが必要なのかどうか、明確に答える
- 買うべきタイミングや条件をはっきり書く etc
上記のようにして、問いに「どう答えているか」「しっかり答えているか」を分析しましょう。
1-2.なぜ上位なのか?
問いへの答えを分析したら「なぜこの記事は上位なのか?」を考えてみましょう。
言い換えると「他の記事よりも評価されているのは、なぜなのか?」です。
この問いへの答えは、あなたが書く記事にそのまま反映すべきヒントとなります。
例えば…
「他の記事よりも○○について詳細に書かれている」と分析した ↓ あなたの記事でも○○について負けじと詳細に書くべき |
「論文などを使って、根拠をはっきり示している」と分析した ↓ あなたの記事でも根拠をしっかり書くべき |
シンプルに考えれば、上位よりも良い記事を書かなければ、あなたの記事が検索結果に並ぶことはありません。
上位の良いところは、そのまま参考にしましょう。
(例)Webライター Wordの1位の記事の分析結果-なぜ上位?
なぜ上位? | |
1位 | Word必要ないとはっきり答えている |
2位 | すべての問いに答えている |
3位 | Wordの機能について詳しく書いている |
「なぜ上位なのか」が見つけられない場合、文章以外にも目を向けてみましょう。
- 著者の権威性
- 挿入されている図や写真のわかりやすさ
- 運営メディアの知名度・ドメインパワー
- 内部リンクの数やリンクの貼り方 etc‥
上位表示されているからには、どこかしら他の記事よりも優れている箇所があるはずです。
1-3.より良くするには?
「より良くするにはどこを直したら良いか」も重要な分析ポイントです。
「より良くするには」は「より上位を狙うには」とも言い換えられます。
「なぜ上位なのか」と同様、あなたの記事に直接活かせる内容となります。
(例)Webライター Wordの1位の記事の分析結果-より良くするには?
より良くするには? | |
1位 | ・Word以外を使ったWordによる納品方法を書く ・文章校正機能に触れる |
2位 | ・いるのかいらないのかはっきりする ・GoogleドキュメントとLibreOfficeの比較を加える |
3位 | 1と2の問いに答える |
上記の分析結果から、これから作る記事にも以下を盛り込むべきだとわかります。
- Wordがない場合のWord納品方法
- Wordの文章校正機能
- 他のツールとの比較
2.ヒントの答えへの反映
分析後、得たヒントをあなたの答えに反映します。
Webライター Wordを例に、具体的に解説します。
ヒント反映前の私の答えは、以下でした。
(1)WebライターにWordは必要? なくてもどうにかなるけど、校閲に便利なので早めに買った方がいい(→Office365なら月1200円くらいのサブスクでも使える) (2)Wordなしでどう仕事する?特に、Word形式での納品はどうやる? 無料ツールでも校閲はできるGoogleドキュメントでもWordで出力できる(ただしレイアウト崩れるかも) (3)Wordの何が便利なの? 文章校閲(最強という噂)・音声読み上げ |
以下、上位記事の分析の結果、得られたヒントです。(抜粋)
Wordは必要なのかどうかはっきりする 他のツールとの比較を加える Wordあり、Wordなしのそれぞれの納品手順を加える |
これらのヒントを、答えに反映します。
(★:ヒントの反映内容)
(1)WebライターにWordは必要?(★より明確に) 余裕がなければ、なしでOK 月1200円程度払えるなら、Office365で買うべし (2)Wordなしでどう仕事する?特に、Word形式での納品はどうやる? (★あり、なしそれぞれの手順を追加) ■Wordなしの手順 1.執筆 Googleドキュメント 2.校閲(★他ツールとの比較を追加) (ENNO・https://www.kiji-check.com/) 3.Word形式での納品 Googleドキュメント 型崩れするならWordオンライン ■Wordありの手順 1.執筆 Googleドキュメント 2.校閲~3Word形式での納品 Word (3)Wordの何が便利なの? ・文章校閲(最強という噂) ・音声読み上げ |
このように上位記事をヒントに答えを改善することで、あなたの答えが「より検索者が求めている形での答え方」にブラッシュアップされます。
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「初心者の頃にこの講座を受けていたら、野生のライター(このワード好きです笑)としてもっと早く文字単価2円を達成できていただろうと思います。
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Webライターに興味があるものの、常々、検索した時に大量に出るスカスカのパクリ記事にはうんざりしており、Webゴミ作りがゴールになる仕事ならやめておこうと決めて講座を受講した経緯があります。
講座の中で何故ああいう記事が生まれるのか、どうすれば良質な記事を書けるのかを理解でき、さらに自分に足りないものも把握できました。ゴールはゴミではなかったので、個人的にかなり喜びました。
まだまだ消化し切れていない内容もあり、何とかモノにしたいと感じています。非常に充実した時間を頂いたと思いました。」
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