
「副業Webライターのスケジュールが知りたい」
「他のライターは、どう取り組んでいるの?」
「どれくらい頑張ったら、いくら稼げるんだろう」
自分の仕事の進め方に問題ないのか、他のライターのスケジュールが気になることもありますよね。
Webライターは基本的にひとりで仕事をするので、初心者のうちは心配になって当然です。
注意していただきたいのは、大きく稼ごうとスケジュールを無理に詰め込むと、消耗してしまうこと。
そこで本記事では、現役フリーランスライターの小橋川が
- 副業で結局いくら稼げるのか
- 1ヶ月のスケジュール
- 1週間のスケジュール
- 1日のスケジュール
を掘り下げて解説しています。
本記事を読めば、10万円稼ぐ副業ライターのスケジュールと、その注意点がわかります。
長期的に稼げるライターになるために、ぜひ最後までご覧ください。
副業Webライターで月10万円は稼げます
副業Webライターでも、月10万円は稼げます。私の副業時代、最高月収は2021年2月の99,000円でした。
「10万円に届いてないじゃん!」とツッこまれそうですが、2月だしあと1,000円位は大目に見てください。
とはいえスケジュールはカツカツでした。
就業環境に恵まれていた中で、かなり頑張ってようやく達成できた形です。
当時の私は、コロナの影響で会社をクビになることが確定。
会社が時短営業を取り入れていることもあり、15時には退社できる状況、土日祝日も出勤は無く、副業をするには本当に恵まれた環境です。
そんな中、どの程度頑張って副業で10万円稼げたのか、具体的なスケジュール感をお伝えしていきます。
副業 Webライターの1ヶ月のスケジュール
項目 | 詳細 |
執筆本数 | 10本/月 |
文字単価 | 2円 |
クライアント | 1社 |
作業範囲 |
|
10万円稼いだ月に書いた記事の本数は、10本でした。
文字単価2円で3,000〜10,000文字、修正やチェック無し、キーワード選定からWordPress入稿までという内容です。
はじめから文字単価2円だったわけではなく、3ヶ月かけてクライアントと信頼関係を築き、文字単価1円から2円に上げてもらいました。
今になって思うのは、文字単価1円の案件が3ヶ月で2円に上げてくれるのはレアケースだと思います。
私の記事がクライアントさんにハマったのか、ライターさんが不足していたのか、理由はわかりませんが、とにかくラッキーで単価交渉が成功。
この件以来7ヶ月、単価が一気に2倍に跳ね上がったことはありません。
- 副業でも月に10本記事を書くガッツ
- 文字単価2円の案件に巡り会う運
副業で10万円稼ぐには、この2つが必要です。
文字単価2円が難しければ、執筆本数が増え、スケジュール管理もいっそう難しくなるでしょう。
1週間のスケジュール
項目 | 詳細 |
執筆本数 | 1~3本/週 |
1日の執筆文字数 | 3000文字程度 |
執筆した曜日 | 平日 |
毎週1〜3記事を納品していました。
土日は二人の子供たちが家に居るため仕事にならず、執筆は基本的に平日です。
3,000文字程度の記事であれば1日で書き上げてしまうこともありましたが、5,000文字を越える頃から文章がまとまらず、2~3日かけて1記事を書き上げていました。
10,000文字を越える記事に至っては、1週間かけてその1本しか書けません。
いずれにせよほとんど毎日、夜中まで起きて執筆していたのを覚えています。
無理をしていたので毎日眠かったですが、仕事をクビになるという恐怖が原動力になったのはラッキーでした。
眠いけど寝ていられない、そんな状況だったからこそ1週間に1〜3記事という過酷なスケジュールも乗り越えられたのだと思います。
1日のスケジュール
副業時代の1日のスケジュールは、およそ下の表の通りです。
時間 | 行動 |
7:00〜9:30 |
|
9:30〜15:00 | 本業(コロナ対策で時短営業) |
15:00〜17:30 | 帰宅して執筆 |
17:30〜22:30 | 子供のお迎え〜寝かしつけるまで (終始ドタバタ) |
22:30〜25:00 | 執筆 |
25:00〜26:00 | 就寝準備〜就寝 |
毎日のスケジュールで、最優先は子供たちの世話です。
送り迎えから食事の準備、お風呂、寝かしつけまで私がメインで動きます。
隙間時間を使って執筆する副業ライターさんも多いようですが、私はまとまった時間がないと筆が進みません。
仕事の休憩や、食後時間では執筆が進まなかったので、隙間時間はもっぱら勉強に使っていました。
下記のすべてを使い、気になったものはどんどん取り入れてスキルアップ。
- 書籍
- 有料講座
- YouTube
- Webサイト
副業時代に購入した有料講座が、現在では多くの仕事に繋がっています。
執筆に関しては、子供たちが寝静まった深夜が一番はかどりました。
眠くなって布団に入っても「ライターの仕事がうまくいかなかったらどうしよう」と眠れないことも。
どうせ眠れないならと執筆を進めた日もあり、そのおかげで納品本数は増えていきます。
15時には帰宅できる恵まれた環境でも、スケジュール的には余裕はなかったです。
副業で効率的に稼ぐ3つの方法
ここでは、副業で効率的に稼ぐ方法をご紹介します。
次の3つのポイントを押さえると良いでしょう。
- 知識のあるジャンルで案件を探す
- 文字単価1円以下の仕事は受けない
- 修正の少ない案件で稼ぐ
それぞれの理由まで解説します。
1.知識のあるジャンルで案件を探す
知識のあるジャンルで案件を獲得できると、稼げます。
元々知識があると、以下2つのメリットがあります。
- リサーチに時間がかからない、
- 質の高い記事を書け、単価アップにも繋がりやすい
自分の知識レベルを知るために、そのジャンルについてのキーワードにおける上位10記事を読んでみましょう。
読んだ時の感想は次の1〜4の中でどれが近かったでしょうか?
- 内容が物足りないように思う
- 内容を理解できる
- よくわからないが興味はある
- 興味がなく、読むのがつらい
1ならば積極的に案件を探しましょう。4のジャンルは手を出すべきではありません。
知識があるジャンルと興味が無いジャンルとでは、冗談抜きで作業時間が3倍は変わります。
効率的に稼ぎたいなら、サクサク書けるジャンルを選ぶとよいでしょう。
知識のある分野がなかったとしても、少なくとも興味を持てるジャンルにすることをおすすめします。
2.文字単価1円未満は受けない
効率的に稼ぎたいなら、文字単価1円未満の案件を受けてはいけません。
副業をしながら数万文字の執筆をするなんて、現実的ではないからです。
私が副業で99,000円を稼げた時、文字数に直すと45,000字でした。
文字単価1円で10万円稼ぐとすれば10万文字書かなければならず、文字単価1円を下回るなら、さらに多く執筆する必要があります。
正直に言って、そんなの無理です。
文字単価2円は滅多にないかもしれませんが、文字単価1円なら探せば見つかるはず。
自分を安売りせず、文字単価1円未満は受けないほうが、効率よく稼げます。
3.修正やチェックの少ない案件で稼ぐ
修正やチェックが多い案件では効率よく稼げません。
待ち時間や予想外の時間がとにかく多いからです。
以下は、構成と記事にチェックが入る場合の流れです。
- 構成提出後のチェック待ち
- 構成の修正指示があれば、修正
- 構成修正後のチェック待ち
- 記事納品後のチェック待ち
- 修正指示を受け、修正
- 修正後の記事のチェック待ち
それぞれの工程が1日で終わったとしても6日です。
修正が無いクライアントなら、完成した記事を一発でWordPressに入稿できます。
1つの記事で何度もやりとりする必要はなく、納品後すぐに次の仕事に取り掛かれてスムーズです。
ライターの実力も関わりますが、修正の有無は、クライアントのやり方によるところが大きいでしょう。
ほとんど修正指示をしないクライアント・毎回修正指示を出すクライアントどちらもいます。
効率を追求するなら、修正がない案件のほうが稼げるのは事実です。
効率を追求しすぎるとよくない3つの理由
効率を追求しすぎる人へ、注意して欲しい点もお伝えしたいです。
具体的には次の3つ。
- フィードバックを受けられない
- 勉強の時間を確保できない
- 体を壊す
すべて大切なことなので、一読しておくことをおすすめします。
1.フィードバックを受けられない
フィードバックを受けられなくなると、スキルアップが難しくなります。
文章で改善すべきポイントを、自分で探さなければいけないからです。
修正依頼が多い案件は、効率よく稼ぐことはできませんが、あなたの文章に何かしら意見をくれます。
フィードバックの中には、今後も取り入れたい改善ポイントもたくさんあるんです。
効率を追求して、修正ゼロの案件だけをこなしていては、記事の質を上げていけない点に注意しましょう。
2.勉強の時間を確保できない
空き時間をすべて執筆にあてれば、短期的には効率的に稼げます。ただしインプットの時間がないため、ライティングスキルは上がりません。
ライティングスキルが上がらなければ単価も上がらず、低単価の案件を大量にこなさなければ稼げない⇔勉強の時間が取れない負のスパイラルに入ってしまいます。
副業ライターのほとんどはそうして文字数ばかり追求しているので、逆にちょっと勉強するだけで差をつけられます。
あまり稼ぐことばかりに目が行ってしまうと、単価UPに時間がかかり、かえって稼げなくなってしまうかもしれません。
3.体を壊す
目先の効率を追求すると、体を壊します。
「空いてる時間がとにかくもったいない」と感じてしまい、睡眠や食事がおざなりになりやすいからです。
無理をすると、最大の資本である体が壊れるので注意しましょう。
現職が忙しすぎる場合はいったん転職するのも手
現職が忙しすぎるようであれば、いったん転職するのもひとつの手です。
- 副業の時間を確保できるか
- 長期的に取り組める環境か
これらは本業に大きく左右されるからです。
本業の就業時間や出勤日は、工夫してもどうにもなりませんよね。
ゆくゆくはWebライターとしてフリーランスを目指すなら、思い切って環境を変えてみてもいいかもしれません。
【まとめ】効率的なスケジュールで大きく稼ぐことも可能
副業Webライターでも、効率的なスケジュールで大きく稼ぐことは可能です。
具体的には、1ヶ月で10万円も夢ではないでしょう。
ただし効率ばかりを重視すると、短期的な成果しか得られないので要注意。
収益も確保しつつ、長期的な戦略を持って稼げるライターを目指していきましょう。