
「Webサイト制作のスケジュール管理の方法が知りたい」
「スケジュール管理表の作り方が分からない」
「スケジュール管理におすすめのツールは?」
さまざまな工程が必要になるWebサイト制作では、すべてを頭の中だけで管理するのは大変ですよね。
そこでおすすめしたいのがスケジュール管理です。
スケジュール管理を行なえば、いつまでに何をやるかが明確になるので、納期に合わせてスムーズに作業をすすめられます。
そこでこの記事では、Webサイト制作のプロである株式会社じゃぱそんがスケジュール管理のやり方や活用方法を解説します。
記事を読めばスケジュールの組み方が分かり、納期を遵守して納品できるようになります。
ぜひ参考にしてください。
スケジュール管理の目的
スケジュール管理をする目的は以下の4つです。
- プロジェクトを円滑にすすめるため
- 必要な作業を明確にするため
- クライアントやメンバーで進捗を共有するため
- 納期を守るため
スケジュール管理をすることで、どんな作業が必要なのか・何を優先すべきなのか・今どの作業がすすめられているのかが分かります。
メンバー同士でスケジュールを確認すればタスク漏れも防ぎやすく、納期に向けて円滑にWebサイトを制作できます。
スケジュール管理をより正確に行なうためには「管理表」を用いることをおすすめします。
Webサイト制作におけるスケジュール管理表の作り方4ステップ
スケジュール管理表は次の4つのステップで作成できます。
- サイトを制作する目的を明確にする
- 必要な作業を洗い出す
- 各作業に対する工数を具体的に出す
- 全体の流れを考える
順に紹介していくので、参考にしてみてください。
1.Webサイト制作の目的を明確にする
Webサイト制作の「目的」を明確にすることが、最も重要なポイントです。
目的を明確にしておかないと、必要な作業を考えることすらできず、制作が進みません。
クライアントがいる場合はきちんとヒアリングを行ない、目的を擦り合わせることをおすすめします。
「なぜWebサイトが必要なのか?」「Webサイトで得たい成果は何なのか?」をきちんと確認しておきましょう。
2.必要な作業を洗い出す
目的が明確になったら、必要な作業を洗い出します。
Webサイトを制作する際の作業は以下が挙げられます。
- 競合の調査と分析
- サイト設計
- デザイン設計
- システム開発
- コンテンツ制作
- コーディング
- 素材の準備
- 公開
それぞれの作業の間で、デザインやコンテンツを確認する時間も忘れずに盛り込むようにしましょう。
できあがった時点で確認作業を入れることで、修正する時間に圧迫されずに済みます。
3.各作業に対する工数を考える
洗い出した作業にかかる工数を以下の流れに沿って考えてみましょう。
- 作業の担当者を決める
- 具体的なタスクを出す
- 作業にかかる時間を割り出す
- 完了する時期の目安を把握する
まずは各作業の担当者を決め、具体的にどのようなタスクが必要になるかを洗い出してもらいます。
例えばサイトやデザインの設計担当者を決めたら、ワイヤーフレーム作成やデザインの具体案の提出など必要なタスクを出します。
それぞれのタスクがどのくらいの作業量なのかを考え、プロジェクト全体に費やす予測時間を把握していきます。
4.作業全体の流れを整える
最後にWebサイトを制作するのに必要な作業全体の流れを整え、スケジュールを具体的に組んでいきます。
それぞれの作業で平行してできるものはないか、ボトルネックになりそうな作業はないかなど、確認を忘れないようにしましょう。
作業の流れが分かれば時系列でそれぞれのタスクを並べていきます。
縦軸に担当者と作業内容・横軸に時間を設けると見やすくなります。
スケジュールをきっちり管理し遅延させない3つのコツ
スケジュール管理をきちんと行なって納期に遅延させないため、以下の3つのコツを押さえましょう。
- 余裕のある期日を設定する
- 報連相を徹底する
- スケジュール管理ツールを利用する
詳しく説明します。
1.余裕のある期日を設定する
各作業の期日は、余裕をもって設定することをおすすめします。
何かしらの理由で作業が遅延した場合、後ろの工程の作業にも影響が出て納期を圧迫してしまうからです。
多少のトラブルがあっても無理なく対応できるよう、余裕のある期日を設けるようにしましょう。
2.報連相を徹底する
制作に関わるメンバーやクライアントとは、報告・連絡・相談を徹底することです。
作業を依頼して放置した場合、認識のズレがあっても成果物を見るまで気付けません。
すべて完了してから大きな修正をするのはタイムロスにつながるので、進捗は順調なのか、困っていることがないかなど小まめに確認することをおすすめします。
3.スケジュール管理ツールを利用する
スケジュールは管理ツールを利用すると便利です。
管理表を自分で制作すると、見にくかったり、後から修正したいときに時間がかかったりしてしまう可能性もあります。
ツールを使えば、見やすい管理表が誰でも作れ、修正も簡単です。
一目見れば進捗や期日を把握できるので、メンバーやクライアントとの共有もスムーズに行なえます。
Web制作のスケジュール管理におすすめのツール4選
では、おすすめのスケジュール管理ツールは次の4つ紹介します。
特徴を紹介していくので、気になるツールは公式ページでチェックしてみてください。
1.Trello
出典:Trello
Trelloはアトラシアン株式会社が提供する管理ツールです。
世界中の多くの企業で利用され、人気があります。
付箋の感覚で期日やメモ書きをタスクに追加できるので使い勝手も良く、メンバーが見るだけで作業の進捗を把握可能です。
TrelloのFreeプランは無料で利用できるので、試しに使ってみたい方も気軽にトライできます。
2.Jooto
出典:Jooto
Jootoはクラウド型ツールで、全世界で18万人以上が利用する管理ツールです。
ドラック&ドロップだけで操作ができる簡易性がうれしいポイント。
またコミュニケーションツールであるSlackと連携もできます。
無料版は4人まで利用できるので、少人数でWebサイト制作をすすめたいときにもおすすめです。
3.Backlog
出典:Backlog
Backlogはスマホやタブレットなど、さまざまなデバイスでアクセス可能な管理ツールです。
タスクやドキュメント、容量の大きいファイルの管理などにも対応している点が特徴になります。
ツール上で気軽にコミュニケーションをとれるのもBacklogならでは。
スタンダードプラン以上であれば人数は無制限で使用できるので、大規模なWebサイト制作にも活用できます。
どのプランも有料ですが30日間は無料で試用できるので、機能を吟味してから購入を検討することをおすすめします。
4.Excel
GoogleスプレッドシートのExcel機能も、スケジュール管理ツールとして使用できます。
Microsoft社のExcelを同じ作業で作れるので慣れている方は使い勝手は良いですが、先に紹介した管理ツールと比べると機能がやや物足りない印象です。
Excelのスケジュール管理表は、ネット検索するとテンプレートがたくさんでてくるので、お好みに合わせて選べます。
無料かつ人数も無制限で利用できるのもうれしいポイント。
できる限りスケジュール管理表に費用をかけたくない方にはおすすめです。
スケジュール管理でWebサイト制作を円滑にすすめよう
Webサイト制作にはさまざまな作業が必要であり、プロジェクトの規模によっては多くのメンバーが関わります。
すべてをまとめて円滑に制作をすすめるためには、スケジュール管理がとても大切です。
「なんとなくわかったけど、はじめて作るからやっぱり不安だ」という方は、株式会社じゃぱそんへご相談ください。
Webサイト制作のプロとして、分かりやすくていねいにアドバイスさせていただきます。