
「自社のWebサイトが欲しいけど、何を作ればいいか分からない」
「オンライン化が進んでるし、一応Webサイトを作っとこうかな」
「すでにWebサイトを持っているけど、思うように運用できてない」
みなさんがWebサイトを制作する、あるいは運用している目的は何ですか?こう聞かれてぱっと答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか。
そこでこの記事ではWebサイト制作代行を行っている株式会社じゃぱそんが
- Webサイトを制作する目的
- Webサイトの目的を決めるメリット
- 目的に相応しいWebサイトの種類
についてご紹介します!
この記事を読めば、Webサイトを制作する目的と、それにあったWebサイトの種類がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
Webサイトを作る目的とは?Webサイトを作る前に目的と目標を決めよう
まず目的と目標の違いについて解説します。
目的とは、ある行動によって何かを達成したいという最終地点・ゴールです。一方目標は、目的を達成するために必要な要素を数値化したもの。
Webサイトを作る際には、必ず目的と目標が必要です。ここではWebサイトを作る主な目的と、目標の具体例を以下のようにご紹介します。
- 目的1 集客
目標:お問い合わせ数100件・月間PV1万 - 目的2 販売
目標:ECからの売上を全体の20%にする - 目的3 採用
目標:サイトからの求人応募数10件
ここで紹介するのはあくまで一例です。実際はさらに細かく設定されたり、複数の目的を持ったりすることもあります。ご自身に必要な目的はどれか参考にしてください。
目的1. 集客
よくある目的は、Webサイトを集客ツールとして使うことです。Webサイトから集客を行った後、お問い合わせや資料請求、求人募集などにつなげることができます。
集客を目的とした場合、さらに以下のように細分化が可能です。
- リード(見込み客)の獲得
ランディングページやキャンペーンサイトを作り、広告などを打って短期的にリードを獲得するのが目的となります。目標はサイトからのお問い合わせ数100件達成など。
- 認知度の向上
SEO(検索エンジン最適化)対策を行い、検索流入からの集客を行うことが目的となります。
コーポレートサイトやオウンドメディアを運用するケースが多いです。目標はSEOでWebサイトを上位表示させ、月間PV(1ヶ月間でWebサイトが見られた数)1万など。
目的2. 販売
ECサイトを制作して商品の販売を行い売上を立てることを目的とします。オンライン支店と考えるとわかりやすいです。
- 現在実店舗で販売しているけど、遠方のお客さんにも届けたい
- 実店舗を構える予算はないが、商品を販売したい
- 情報商材などのデジタルコンテンツを販売したい
上記に当てはまる方は、販売を目的としてECサイトを制作することをおすすめします。
ランディングページで集客し、ECサイトにつなげて販売する手法が一般的です。
目標の例としては、「ECからの売上を全体の20%にする」など。
目的3. 採用
Webサイトからの人材採用を目的とする場合もあります。大手企業などは採用サイトを作成し、就活生に必要な情報だけをまとめて掲載します。
またオウンドメディアの運用も採用に効果的です。自社の事業内容や、コラムなどを発信することで就活生に社風や社員の雰囲気が伝わりやすいというメリットがあります。
目標の例としては、「サイトからの求人応募数10件」など。
目的を決めるメリット
目的を決めるのには3つのメリットがあります。具体的には以下の3つです。
- 情報がまとまっていてユーザーが使いやすいサイトを作れる
- SEO対策がしやすい的に強くなる
- 改善方法を見つけやすくなる
メリットを理解することで目的を持つ必要性が分かるので、Webサイトを制作する際はぜひ参考にしてください。
1. 情報がまとまっていてユーザーが使いやすいサイトを作れる
メリットの1つ目は「ユーザー目線で使いやすいサイト」を作りやすくなることです。
例えば目的が無いままWebサイトを作った場合、どのような情報を載せるべきか判断できないですよね。
「とりあえず会社概要と代表挨拶と、EC機能も付けて物販もやろう!」
このようにWebサイトを制作してしまった場合、ユーザーにとっては使いにくいサイトとなりやすいです。
例えばECを利用して商品を購入したい消費者にとっては、代表挨拶はあまり意味を成しませんよね。むしろ目的の商品にたどり着き辛くなってしまい、商品を購入してもらえなくなってしまうかもしれません。
ユーザーが訪れた際に、必要な情報にアクセスしやすいWebサイトが、ユーザーにとって使いやすいサイトとなります。
目的を定め、その目的に沿ってサイトを作っていくことで、ユーザーにとって使いやすいサイトが作れるのです。
2. SEO対策がしやすい
1で「目的を決めることで、ユーザーにとって使いやすいWebサイトを作れる」と説明しました。「ユーザーにとって使いやすいこと」はSEOの観点からも非常に重要なポイントです。
SEOとは、Google検索で上位表示を行うための対策のこと。
ユーザーにとって使いやすいWebサイトを作ることが、1番のSEO対策となります。
サイトの上位表示ができれば自然とアクセス数も増加し、集客や販売を行いやすくなります。
- ユーザーが必要な情報にアクセスしやすいこと
- 情報が適切にまとまっていること
これらの条件を満たすことで、ユーザーにとって使いやすいWebサイトとなり、SEO的に強いWebサイトになるのです。
3. 改善方法を見つけやすくなる
目的が決まっていると、ユーザーにしてほしい行動も決まり、サイトの改善が行いやすくなります。
例えば見込み客の獲得を目的としたサイトの場合。
ユーザーにして欲しい行動は「サイトを読んでもらうこと」「お問い合わせボタンを押してもらうこと」などとなります。
サイト経由で獲得した見込み客が目標よりも少ない場合、以下のような改善方法があります。
- お問い合わせボタンの色を変えてわかりやすくする
- 写真をもっと明るくする
- 文言をもっとターゲットに響くものに変える
目的が決まっていなかった場合「見込み客が目標よりも少ない」という事態も起こり得ず、改善のしようがありません。
目的に対して効果が出ているかを定期的に確認し、改善を行っていくことが大切です。
目標設定
目的を決めたら次は目標を決めます。先述したとおり目標は「目的を達成するために必要な要素を数値化したもの」です。
数値化した目標を持つことでより具体的に改善すべきポイントなどが見えてきます。
ここではWeb業界でよく使われるKGIとKPIについて説明します。自身のWebサイトの目的に合わせてKGI・KPIをそれぞれ設定しましょう。
KGI
KGIとはKey Goal Indicatorの略で、日本語では「重要目標達成指標」と言います。
KGIは最終的に達成すべき目標のことです。ECサイトの場合は売上金額、ランディングページでは成約数や受注金額などに設定されます。
注意点として必ず定量的(数値で測れるもの)なKGIを設定することが大切です。数値で測れないものにしてしまうと、次に説明するKPIを設定できなくなります。
KPI
KPIとはKey Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指標」ともいいます。
KGIが達成すべき最終目標に対してKPIはKGIを達成するために必要な中間目標となります。
ECサイトの場合はKPIに新規購入者数やリピート率、商品閲覧数などが設定されます。ランディングページだとお問い合わせ数や資料請求集などのケースが多いです。
まずはKGIを設定し、KGIの要因になりそうなものをKPIとして設定すれば目標設定は完了となります。
Webサイトの種類とそれぞれの目的
Webサイトには様々な種類があり、目的に応じてそれぞれ向き不向きがあります。目的を決めたら、それにマッチするタイプのWebサイトを制作するといいでしょう。
以下のようにWebサイトの種類とマッチする目的をご紹介します。
- コーポレートサイト
- オウンドメディア
- 採用サイト
- ECサイト
- ランディングページ
主には上記のような分類がありますが、この他にも細かい目的に特化したサイトもあります。Webサイトを作る際に、どのサイトを作るのが最適なのか、目的と照らし合わせることをおすすめします。
1. コーポレートサイト
今やすでに多くの企業が当たり前に持っているコーポレートサイト。マッチする目的は以下となります。
- 集客
- 認知度向上
- 信頼性の獲得
- 採用
目的がないまま作られてるサイトも多くあります。どの企業もデザインやロゴなどに費用をかけて作りますが、目的がなくては無駄な出費となってしまいます。
ロゴやデザインも、なんとなくではなく、目的に沿って決めるべきです。
「何のためのコーポレートサイトなのか」を決めた上で、制作することをおすすめします。
2. オウンドメディア
オウンドメディアとは自社で持っているメディアのことです。自社のサービス内容や事業に関するコンテンツの配信を行います。
目的としては
- 集客
- 自社商品の認知
- 採用
など。
利点はSEO対策に有効なことです。オウンドメディアを運用することで記事・コンテンツが蓄積され、検索エンジンに優良サイトとして評価されやすくなります。
またユーザー目線でいい記事・ためになるコンテンツがあると、ユーザーがSNSなどで拡散し、バズる可能性もあります。
最近ではSNSで話題になることで、企業や商品が有名になる事例がたくさんあります。
集客や認知を目的とするのであれば、オウンドメディアの運用をおすすめします。
3. 採用サイト
採用サイトの目的は、求人です。
新卒向けのサイトと中途採用向けのサイト2つを作っているケースもあります。
載せるべきコンテンツとしては企業理念や事業概要などの会社概要はもちろん、代表メッセージや社員インタビューなど。
自社の社風に合わせた雰囲気・メッセージ・写真を適切に使えれば、応募者はサイトを見ただけで企業の情報を把握できます。
結果として、応募する前から企業と応募者のミスマッチを減らすことが可能です。
4. ECサイト
商品の販売に特化しているのがECサイトです。
ECサイトは1から作ろうとするとコストが高くなりがちです。
しかし最近では無料で使えるBASEや、機能豊富で月額3000円から利用できるShopifyというサービスがあり、比較的簡単にサイトができます。
ただ、サイトを作っても集客ができなければ商品は売れません。ECサイトの運用を考えているなら、宣伝活動も合わせて行う必要があります。
集客に自信がなければ無理に自社サイトを作る必要はありません。まずはアマゾンや楽天などの既存プラットフォームを利用してみるのもおすすめです。
5. ランディングページ
商品紹介やキャンペーンに向いているのがランディングページです。商品やサービスをアピールして、資料請求やお問い合わせにつなげることを目的としています。
ネット広告を打ってランディングページに直接つないだり、オウンドメディア内で記事の最後にランディングページのリンクを貼ったりすることが一般的です。
読んですぐに魅力の伝わるコピーライティングや、見やすいレイアウトを意識することで効果的にリードを獲得できます。