【発注者向け】Webサイト公開前に確認したいチェックリスト

「Webサイト制作の行程でチェックするべき項目は?」
「公開前になにをチェックしたらいいんだろう・・・」
「制作会社はなにをチェックしているのか知りたい」

Webサイトの制作を外注した際、「外注先に任せておけば、自社では何もしなくてOK」と思っていませんか?

もちろん制作会社では納品前に細かなチェックをしていますが、見落としや認識違いによるミスは起こってしまうものです。
Webサイトの品質向上のために、公開前に自社でもサイト全体のチェックを行うことをおすすめします。
とはいえなにをチェックしたらいいのかわからず、困ってしまいますよね。

そこでこの記事では、Web制作会社であるじゃぱそんが、公開前に確認しておくべきチェックリストと、注意点を紹介します。

記事を読めば、Webサイト公開前に自社で確認すべきことがわかり、公開後のトラブルを減らせるはず。
ぜひ最後までお読みください。

Webサイト公開前に確認すべきチェックリスト

Webサイト公開前に確認しておきたいチェックリストを、以下の7つのカテゴリに分けてご紹介します。

  1. コンテンツ・デザイン
  2. リンク関連
  3. 表示・動作
  4. 問い合わせフォーム関連
  5. SEO関連
  6. 解析ツール・タグ関連
  7. サーバー・ドメイン

1.コンテンツ・デザイン

【誤字脱字・スペルミス・機種依存文字がないか】
誤字脱字・スペルミス・機種依存文字がないか、チェックします。
コーディングやデザインの際にテキストのコピーミスが発生している可能性がありますので、全ページのテキストに目を通しましょう。
また絵文字や記号といった機種依存文字はユーザーの環境によっては文字化けしてしまいますので、使用していないかチェックが必要です。

【表記揺れがないか】
文章に表記揺れがないかチェックします。
表記揺れとは、同じ言葉を2つ以上の異なる表記で記載していることです。
例えば以下のような表記が多く見られます。

  • お問合せ→お問い合わせ→お問合わせ
  • Web→WEB

表記揺れがあると文章が読みづらく、内容が伝わりにくくなってしまいます。
表記を統一してわかりやすい文章にしましょう。

【ダミーテキストが残っていないか】
デザイン時に使用していたダミーテキストが残っていないか、チェックします。
「ここにテキストが入ります」など、サンプルで入れていたテキストや画像が残ったまま公開されているサイトを、見たことがあるのではないでしょうか。
実際によく起こるミスなので、誤字脱字や表記揺れと合わせて確認するとよいでしょう。

【地図や動画の埋め込みは正しいか】
GoogleマップやYouTube動画をWebサイトに埋め込む場合、埋め込みの内容が正しいかチェックしましょう。

  • 埋め込まれている内容は正しいか
  • 動画は最後まで再生されるか

「埋め込まれているかどうか」だけの確認だけでは不十分です。
内容まできちんと確認することをおすすめします。

【連絡先の電話番号・メールアドレスは正しいか】
連絡先の電話番号・メールアドレスが正しく入力されているかチェックします。
電話番号・メールアドレスは、非常に重要な要素です。万が一間違った情報が掲載されていた場合、売上や集客の機会損失につながってしまいます。
すべてのページで電話番号・メールアドレスが正しく表記されているかチェックしましょう。目視だけでなく、実際にかかるかどうか、メールが届くかどうかの確認が有効です。

【決定したデザイン案で構築されているか】
決定したデザイン案で構築されているかも、チェックが必要です。
デザイン案に対して、変更が加えられている場合や、含まれていたコンテンツが表示されていないこともあります。
疑問に思った箇所があれば、制作会社に確認してみましょう。

【著作権侵害のコンテンツは使っていないか】
著作権侵害の心配があるコンテンツを使っていないか、チェックしておきましょう。

  • 許可のない人物の写真
  • 他社の写真や文章
  • 引用と明記せずに掲載している他者の本の内容

このようなコンテンツは著作権侵害の可能性がありますので、注意が必要です。
掲載しなければならないコンテンツである場合は、著作権者に掲載許可について確認しましょう。

2.リンク関連

【リンク切れがないか】
Webサイト内にあるすべてのリンクを実際にクリックして、リンク切れがないかチェックしましょう。
Choromeの無料拡張機能『Check My Links』(https://chrome.google.com/webstore/detail/check-my-links/ojkcdipcgfaekbeaelaapakgnjflfglf)なら、1ページごとにワンクリックでチェックができておすすめです。
ただし公開までアクセス制限をかけている場合はオンラインツールは利用できないため、手動でチェックする必要があります。

【スマホの際に電話番号をタップしてコールできるか】
電話番号をタップするだけでコールできるようになっているか、実際にスマホでチェックしましょう。
電話をする意思があるのにかけるまでに手間がかかってしまうと、それだけで機会損失に繋がります。

【リンク先ページが正しく設定されているか】
すべてのページのリンクにおいて、意図した先に正しくリンクしているか実際にクリックしてチェックしましょう。

【リンク箇所は見た目で分かるか】
下線やボタン、矢印といったような、パッと見てリンクだとわかる見た目になっているかチェックしましょう。
わかりにくいと感じた場合は、リンクのデザイン変更を制作会社に相談することをおすすめします。

【SNSヘのリンクは正しく設定されているか】
SNSへのリンクが、希望するアカウントに設定されているかチェックします。
意図していないアカウントに紐づいたままWebサイトを公開してしまうと、ファン獲得のチャンスを逃したり、ユーザーの信頼を落としてしまう可能性があります。
SNSへのリンクを実際にクリックして、正しく設定されているかチェックしましょう。

3.表示・動作

【各ブラウザで正しく表示されるか】
SafariやChrome、Internet Explorerといった異なるブラウザで表示しても正しく表示されるかチェックしましょう。
制作会社によっては、特定のブラウザには対応していない場合もあるので、事前に確認が必要です。対応しているブラウザについては、漏れなく動作チェックを行いましょう

【404エラーページが設定されているか】
404エラーページが設定されているか、正しく表示されるかチェックします。
404ページとは、存在しないページにアクセスがあった際に表示するエラーページです。
実際に存在しないページのURLにアクセスして、404ページが表示されるかチェックしましょう。

【SSL設定がされているか】
SSL設定がされているかも、重要なチェック項目です。
SSLとはブラウザとサーバー間での通信を暗号化して送受信することであり、URLが「https」からはじまるものになります。
URLが「http」からはじまるサイトはまだSSL化されていません。
SSL化されていないサイトはセキュリティ面が弱く、カード番号やパスワードを覗き見れてしまうため大変危険です。
サイトのURLがhttpsではじまっているかチェックしましょう。

【リダイレクト設定は適切にされているか】
リダイレクト設定を行った場合は、適切にページ遷移が実行されるかチェックします。
リダイレクトとは、Webサイトのリニューアルや移動によってURLを変更した場合、旧ページから新しいページへ自動で転送する仕組みです。
適切に転送設定がされているか、実際に旧ページのアドレスにアクセスしてチェックしましょう。

【faviconが設定されているか】
faviconとは、ブラウザのタブに表示されている小さなアイコンのことです。
ブラウザのお気に入りや、スマホでホームにブックマークした際にも表示され、サイトの顔ともいえます。
パソコンやスマホで実際にブックマーク保存をしてチェックしましょう。

【Basic認証・noindexが外れているか】
Basic認証・noindexが外れているか、公開までにチェックします。
Basic認証とは、、IDとパスワードを入力しなければアクセスできないようにすることです。

noindexは、設定することでGoogleの検索結果に表示されなくなります。
製作中のサイトはBasic認証とnoindex設定を行うことが一般的です。
公開時には不要の設定となるため、外れているかを確認しましょう。

【HTMLファイルに不要なコードは残っていないか】
HTML内に不要なコメントやリンクが残っていないか、チェックしましょう。

4.問い合わせフォーム関連

【必須の入力項目はわかりやすいか】
必須の入力項目には「※」をつけるなど、わかりやすくなっているかチェックします。
わかにくいフォームは、ユーザーにとってストレスです。

【全角・半角の判定が正しくされるか】
入力フォーム内で、正しく全角・半角判定されているかチェックします。
「半角指定のエリアなのに、半角で入力したらエラーが出る」という状況はユーザーにとって非常に負担がかかり、離脱につながってしまいます。
フォームに色々な文字を入力してチェックしましょう。

【入力エラー時の表示が適切か】
発生したエラーの内容や改善点を正しく表示しているかチェックしましょう。

【自動返信メールが受信できるか】
自動返信メールが正しく送受信できるかどうか、実際にフォームを送信してチェックしましょう。

【メール送信先の設定が適切か】
フォームから送られたメッセージが正しく届くか、実際に送信してチェックしましょう。

【メールのタイトル・文章が正しいか】
自動返信メール内にダミーテキストや間違った内容が含まれていないか、実際に送信してチェックします。

【サンクスページは正しく表示されるか】
サンクスページを設定している場合、正しく表示されるかチェックします。
メッセージ送信後のサンクスページはアクセス解析に利用したり、お客様へのフォローができる大切なページです。
メッセージ送信後に正しく表示されるかチェックしましょう。

5.SEO関連

【H1タグが適切に設定されているか】
H1タグはページの中で最上位の見出しであり、適切にキーワードを入れて設定することでユーザーにもSEOにも効果的です。
H1タグがページ内容に沿った簡潔なテキストで設定されているかチェックしましょう。

【titleタグ、meta descriptionは設定されているか】
titleタグやmeta descriptionは、検索エンジンのロボットが読み込む大切な要素です。
キーワードを含み、ページ内容に沿ったテキストが設定されているかチェックしましょう。

【画像データが大きすぎないか】
画像のデータサイズが大きすぎる場合Webサイトの表示速度が遅くなり、ユーザーにとってストレスになってしまいます。
必要以上のサイズではないか、画像の表示が遅くないかチェックしましょう。

【画像に正しくalt属性が設定されているか】
画像に正しくalt属性が指定されているかチェックします。
alt属性とは、画像が読み込めない時に代わりに表示するテキストを指定するHTMLタグです。
検索エンジンもalt属性を読み取って内容を把握しますので、きちんと設定されているかチェックしましょう。

【画像に正しくwidthとheightが設定されているか】
widthとheightが設定されているか、すべての画像をチェックします。
widthとheightとは、画像の横幅と縦幅を指定するHTMLタグです。

widthとheightを設定すると、ブラウザが画像サイズを読み取る手間が省けるため、表示速度向上につながります。
すべての画像にwidthとheightが設定されているかチェックしましょう。

【xml形式のサイトマップは設定されているか】
Googleが推奨する形でxml形式のサイトマップが設定されているか、チェックします。
xml形式のサイトマップとは検索エンジンにサイト全体の内容を伝えるの情報です。
Googleが推奨する形式で正しく設定されているかチェックしましょう。

6.解析ツール・タグ関連

【解析ツールのタグが設定されているか】
Googleアナリティクスやタグマネージャーといった、利用予定のWeb解析ツールのタグが設定されているかチェックします。

【コンバージョン測定を行う場合、正しくカウントされているか】
設定したコンバージョンのアクションをテストして、正しくカウントされるかチェックしましょう。
Webサイトのコンバージョン測定は、サイトの効果を図るための重要な指標となります。

7.サーバー・ドメイン管理

【本番環境の管理体制が整っているか】
本番環境を自社で管理するのか、制作会社に委任するのかといった体制を確認しておきましょう。
制作会社に委任する場合、将来的にトラブルや修正が発生した際にどのような対応をしてもらえるのかもチェックしておくことをおすすめします。

【維持費について確認ができているか】
サーバーやドメインはWebサイトを公開している間は維持をしなければいけません。
それぞれの維持費についてきちんと把握しておきましょう。

【継続的な支払いの設定がされているか】
一度ドメインの権利を手放してしまうと、同じドメインを取得できる保証がありません。
未払いが原因でサイトが表示されなくなるのを防ぐために、自動継続支払いの設定をおすすめします。

チェックリストを利用する際の注意点

チェックリストを利用する際に注意したい点を4つご紹介します。

1.複数人でチェックしましょう

チェックする際には必ず複数人で行いましょう。
1人では見落としが発生しやすく改善点が見つかりにくいため、ダブルチェックやトリプルチェックをおすすめします。

2.改善方法も記載しておきましょう

チェックリストには、改善方法も記載しておくとよいでしょう。
エラーの発見者がその場で対応できたなら、確認する手間や時間を短縮できます。

たとえばリンク先の設定が意図していないページだった場合、対処法として「該当箇所と正しいリンク先を添えて〇〇〇〇に連絡する」と記載しおけば、スムーズです。

3.誰が見てもわかる表現方法で書きましょう

チェックリストは誰が見てもわかる表現方法で作成します。
専門用語のみで書いてしまうと担当者によっては理解できず、確認に余計な手間がかかってしまいます。

図解やわかりやすい用語を使い、誰がみてもわかる方法で書くことをおすすめします。

4.古いルールは削除しましょう

チェックリストを繰り返し使う場合は、古いルールは削除しておくべきです。
継続して利用していく中で、改善ルールやチェックすべきポイントが変化していくことがあるでしょう。

古いルールは混乱の元になります。必ず削除しましょう。

確認すべき項目を整理して効率よくチェックしましょう

チェックリストで重要な事は、確認すべき項目が整理されていること、効率よくチェックができることです。
チェックリストがあれば、社内の担当者が変わっても、Webサイトの品質を保つことができます。

また、改善方法までチェックリストに盛り込めば、公開後にトラブルが起きても自社でスムーズに対応ができます

Web制作を依頼する際には、制作会社と一緒に公開までにチェックすべき項目を整理してみることをおすすめします。
Webサイトの内容や環境にあったリストを準備して、効率よくチェックしていきましょう!