
「ランディングページが大事ってよく聞くけど、本当に重要なの?」
「いちいち制作会社に頼むのもお金かかるから、ランディングページは必要ないのでは」
「商品紹介ならホームページやECサイトでいいんじゃないの?」
インターネットで集客や販売を行うとき、とりあえずWeb広告を出してホームページに誘導していませんか?
ただホームページを見せるだけでは、集客・販売を行うことは難しいです。
そこで重要なのが、ランディングページ。
情報提供ではなく「申し込ませる」「購入させる」など、ユーザーに行動させることに特化したページのことです。
この記事ではWebサイト製作代行を行っている株式会社じゃぱそんが
- ランディングページが重要な3つの理由
- 向いている商材と向いていない商材
- 作る際の3つのコツと注意点
- 普通のWebサイトではダメな理由
を紹介します。
この記事を読めば、ランディングページの重要性と、効果的に作成・運用する方法がわかります。
ぜひ最後までご覧ください!
ランディングページとは?
ランディングページとは、ユーザーが検索結果や広告をクリックしたとき最初に訪問するページのこと。
Landing(着陸する)Page(ページ)を省略してLPと呼び、一般的に1ページの長いWebサイトの場合が多いです。
LPの目的としては、
- 商材を購入→売上アップ
- イベント予約→見込み客(リード)の獲得
- 無料体験会の申し込み→見込み客の獲得
が挙げられます。
【売上・顧客の増加だけではない】ランディングページが重要な3つの理由
ランディングページが重要である最大の理由は、効果的なページを作って運用できれば、売上や顧客数の増加に直結するからです。
ただそれだけではありません。
ここではランディングページが重要な理由について、以下の3つをご紹介します。
- インターネット広告の比重が大きくなっている
- 通常のサイトよりも商材の魅力が伝わりやすい
- ユーザーがアクションを起こしやすい
順に詳しく、解説します。
インターネット広告の比重が大きくなっている
1つめの理由は『インターネット広告の比重が大きくなっているから』です。
電通によると、2020年にインターネット広告費が2兆2,290億円となりました。
これは4マス広告費(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)の2兆2,536億円とほぼ同じ数値です。
参考:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0225-010340.html
それだけ多くの企業がWeb集客に力を入れ、商品やサービスをアピールしています。
ランディングページには以下の特徴があり、広告との相性◎。
- 集客や販売に直結するため、広告費をかけやすい
- ゴールが明確なので、費用対効果を測定しやすい
- コーポレートサイトなどのサイトと比べ、制作費用が安く済む
インターネット広告を使って集客する場合、リンク先にランディングページを配置するのが一般的です。
広告をいくら打ってもランディングページがいまいちだと集客・売上に繋がりません。
ネット広告の比重が大きくなっている=ランディングページの重要性が高くなっていると言えます。
通常のサイトよりも商材の魅力が伝わりやすい
商材の魅力が伝わりやすいことも、ランディングページが重要な理由の一つ。
ランディングページはある一つの商材を紹介するWebサイトなので、関係ない情報は載せません。
- 利用するメリット
- お客様の声
- 導入事例
- サービスを作った背景
など、とにかくその商品に関する情報だけを記載します。
一つの商材を紹介するためだけに特化しているので、通常のWebサイトよりも商材の魅力が伝わりやすいです。
ユーザーがアクションを起こしやすい
ランディングページは商品の購入やお問い合わせなどの、ユーザーに行動を起こしてもらうこと(コンバージョン)が目的です。
構成、デザイン、ボタン配置などすべてを『ユーザーに行動してもらうため』に作成します。
一般的なコラム記事、情報掲載の記事よりもアクションを起こしてもらいやすいのがランディングページの大きな特徴です。
ランディングページが向く商材
ランディングページが重要と言っても、全ての商材に適しているわけではありません。
以下のような商材がランディングページには適しています。
- 高額な商材
高額商材は利益率が高い場合が多く、少ない販売数で広告費の回収ができるため。
- サブスクリプション形式の商材
サブスクリプションは単価が安くコンバージョンしてもらいやすい上、一度購入されれば継続して売上を得られるため、
ランディングページが向かない商材
一方で、ランディングページが向いていない商材というのもあります。
具体的には以下のジャンルです。
- 単価が安い商材
単価が低いと利益率も下がるためランディングページに訪問してもらうための広告費の回収が難しい
- 飲食店
ユーザーは味の好みで評価するため、ランディングページの情報よりも、グルメサイトの口コミや評価を重視する。
- アパレル商品
ブランドイメージやラインナップが重要なため、ターゲット・商材を絞ったランディングページよりもECサイトでたくさんのアイテムを見せたほうが効果的。
参考:https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/blog-use/41767/
ランディングページを作る3つのコツ
ここからは実際にランディングページを作る際の3つのコツについてご紹介します。
- 最後まで読んでもらうために外部リンクをできる限り減らす
- 情報を整理してユーザーに伝える
- デザインパターンをたくさん作る
上記3つのコツを抑えないと、せっかく作ったランディングページの効果が薄れます。
作る際には参考にしてください。
最後まで読んでもらうために外部リンクをできる限り減らす
ランディングページはいかにユーザーに行動してもらうか(コンバージョンさせるか)が重要です。
ページ内に外部リンクが多いと、紹介している商品から関心が薄れ、行動してもらえなくなってしまいます。
決済ページやお問い合わせフォームなど、行動と直接関係のあるページ以外のリンクは極力貼らないようにしましょう。
情報を整理してユーザーに伝える
ランディングページはターゲットとなるユーザーを想定して、どの情報をどういう順序で伝えるのかを考えるのが大切です。
できる営業マンは前もって取引先の好みなどを把握し、商談相手に合わせて強調すべき情報を変えたり、相手のタイミングに合わせて会話をしたりします。
これはランディングページでも同じです。
ターゲットに合わせて情報を取捨選択し、読みやすい構成でページを作成すればコンバージョンに繋げやすくなります。
パターンをたくさん作る
ランディングページはリスティング広告と合わせて使われるのが一般的です。
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードによって、表示させる広告やランディングページを変更できます。
例えば、沖縄旅行パッケージのランディングページを作る場合、リスティング広告に以下のキーワードで広告を出稿します。
- 「旅行 おすすめ」
場所は決まってないけど、とりあえず旅行に行きたいユーザー - 「旅行 沖縄」
沖縄旅行がしたいユーザー
1を狙ってランディングページを作る場合、まずユーザーを沖縄に行かせる気にしなければいけません。
そのため、沖縄の魅力を強調したデザイン、コンテンツにします。
反対に2の場合、ユーザーはすでに沖縄旅行に行くことは決めているので、他社の沖縄旅行パッケージとは違う独自の強みを全面に押し出すのが良いでしょう。
このように同じ商品を売るとしても、ターゲットに合わせて訴求するポイントを変更する必要があります。
1つだけ作るのでなく、読み手に合わせて何パターンも作ることが重要です。
ランディングページを作る3つの注意点
ランディングページを作る際には、注意点もあります。
具体的には以下の3点です。
- 直帰率が高くても気にしない
- 直接の検索流入(SEO)は見込めない
- 費用をしっかりとかける
この3点を理解した上でランディングページの制作・運用を行えば、より効率的に成果を上げられるでしょう。
順に詳しく紹介します。
直帰率が高くても気にしない
直帰率とは、ユーザーが最初に見たページから他のページに移ることなくサイトを離れること。
コーポレートサイトのようなWebサイトの場合、ユーザーは会社概要や採用情報など、いろいろなページを見るのが一般的です。
ページを移動すればするほど直帰率は下がるので、コーポレートサイトで直帰率が高い場合、サイトが見られていないことになり改善が必要となります。
ランディングページの場合、1ページのみで構成され、外部リンクを極力減らしているので直帰率が高くなるのは当然です。
ランディングページで大事なのはコンバージョン率です。
直帰率が高くても気にせず、どのようにコンバージョンを上げるかを考えるのが重要になります。
直接の検索流入(SEO)は見込まない
ランディングページでは、直接の検索流入(SEO)は見込まないようにしましょう。
SEOとは、Webサイトを検索結果の上位に表示させる施策のこと。
SEOを意識した記事では、記事内で検索キーワードに対する情報提供を行い、途中や最後に少しだけ自社サービスを紹介するのが一般的です。
ランディングページはあくまで『行動してもらう』ための記事であるため、SEO記事とは目的が異なります。
上位表示させようと『行動してもらう』ことと関係ない情報を書いてしまうと、コンバージョン率の低下に繋がることも。
SEO対策はSEO記事に任せ、ランディングページでは『行動させる』ことに注力しましょう。
なお、SEO記事内に商品紹介としてランディングページへのリンクを張ることで、間接的に検索結果からの流入が見込めます。
記事が上位表示されるようになれば、少ない広告費でランディングページにユーザーを集められます。
費用をしっかりかける
たくさんのパターンを作るということはそれだけコストがかかるということです。
アメリカのIT企業の調査によると、30個以上のランディングページを作った企業は、10個未満しか作っていない企業と比べて7倍のリードを獲得しました。
(https://techjury.net/blog/landing-page-statistics/#gref)
つまり費用をかけた分だけコンバージョンが上がります。
たくさんのランディングページを作るのはコストがかかりますが、しっかりと運用できれば十分に回収が可能です。
普通のWebサイトじゃだめなの?
確かに商材の魅力を伝えるのはホームページやコーポレートサイトでも可能です。
しかしそういったWebサイトはいくつかの欠点があります。
- ユーザーの求めていない情報も含まれてしまう
紹介したい商材以外の情報(別の商材)があるとユーザーはそちらに流れてしまい、結果としてコンバージョン率が下がることに。 - ユーザーがページ遷移をして離脱しやすくなる
多くのWebサイトは複数のページがあるため、ユーザーが別のページに移ってしまう確率が高くなる。 - デザインを変えづらい
コーポレートサイトなどは企業のブランドイメージとなるため、デザインを頻繁に変えてしまうと、顧客からのイメージが悪くなる。
こういった点から、1つの商材の魅力を伝えたい場合はランディングページを作ることが効果的です。